本革と記載があってもなぜ安いのか?このペラペラ感が本革であってもgenuine leatherの意味を知っているのとそうでないのでは、あなたは革マニアとは言いがたいレベルであるか、どうかが分かるはずです。
Genuine leatherとは?
genuine leather、【ジェニュインレザー】と読みますが、本革には変わりはありません。しかしジェニュインレザーは本革のどういった品質レベルであるかどうかを知ると、より革マニアに近づくことができるのです。
本革(リアルレザー)のレベル分け
では、以下の3種類のうちどの本革の順でクオリティーが良いか?分かりますか?(1)
- Genuine leather(ジェニュイン・レザー)
- Top-grain leather(トップグレイン・レザー)
- Full-grain leather(フルグレイン/レザー)
- Full-grain leather(フルグレイン/レザー)
- Top-grain leather(トップグレイン・レザー)
- Genuine leather(ジェニュイン・レザー)
Genuine Leather(ジェニュイン・レザー)
格安本革ジャケットにはgenuine leather(ジェニュイン・レザー)が多い
そうなのです。ジェニュインレザーも本革ですが、本革の中でもクオリティーの一番低いレベルの革という枠付になっているものです。
Genuine Leather(ジェニュイン・レザー)で多く使われる製品
一般的にジェニュインレザーは多くの商品で利用されていますが、フルグレインレザーなどよりも長持ちはしないのがGenuine Leather(ジェニュイン・レザー)の特徴でもあります。
このgenuine leather(ジェニュイン・レザー)は、本革として良い品質に見えるよう、以下のように処理をされているのです。
- 塗装することで美しさを高める
- 革を何枚も層にして接着
Genuine Leather(ジェニュイン・レザー)にもレベルがある
ジェニュイン、トップ、フルグレインレザーの3種類のレベルわけがありますが、Genuine leather(ジェニュイン・レザー)の中にも更に、クオリティーの種類も色々あることも覚えておくとよいでしょう。ただ言えるのはやはり、ジェニュインはトップやフルグレインの本革に比べて弱いため、本革製品、例えばA2ジャケットやB-3
Genuine Leather(ジェニュイン・レザー)のダメージ例
本革のジェニュインレザーですが、本革の中でも一番低品質ランクである理由として、こういったダメージ例があります。
革が痛むと、剥がれたような傷がつく。
物によっては、革・合皮・革というサンドイッチ状に製品が作られているものもある。
そういった加工処理をすることで、ジェニュインレザーは財布や小物などで利用されることが多くありますが、続いて中級クラスの本革をご紹介しましょう。
Top-grain leather(トップグレイン・レザー)
このトップグレインレザーは、中級クラスの本革です。
デザイナーブランドのバッグや財布の表示を見ると、トップグレインレザーの表示があることがあるでしょう。汚れや耐久性、また革の仕上げなど素晴らしいです。
Full-grain leather(フルグレイン・レザー)
このフルグレインレザーは本革の中でも一番贅沢な部分を使っているため、高品質レベルの本革と言われています。
ドレスシューズ、ブリーフケース、ワークブーツなど、革の品質の違いや美しさは一目瞭然です。
牛や馬など、生きていた時に付いた傷なども見えるのもこのフルグレインレザーの特徴ともいえます。
よって「何で新品なのに傷があるんだ!」という苦情を言う前にまずどういった本革の製品なのかを事前に把握した上で購入すると間違いはありません。
高価な革ジャンなどもこのフルグレイン製であれば、その値段の理由が分かるはずです。その上、ケアをすればするだけ長持ちするのも、このフルグレインならではの楽しみの1つではないでしょうか。
カッコイイ男は、本革の質を理解し、そして長く愛用する。
それから忘れていけないのは、ジェニュインレザーでもフルグレインでも、やはりどういった種類でも本革ですので動物たちへの感謝も忘れないでください。
本革でもフルグレインレザーやトップレザーを使用しているジャケットがおすすめです。また高品質でいて良心的な価格も多くありますが。本革も入手しにくくなってきたご時勢、今年こそ革ジャンを狙いたいあなたには。チャンスでしょう。私の狙い目は冬でも首元が暖かい海軍のトレードマーク的な存在であるG-1ジャケットです。(あなたはトップガン系のワッペン付き?シンプルにリアル海軍系?)